その時は、本当に偶然が重なってみることができてとてもラッキーな夜でした。
たまたま、11月末にダイビングのためにグレートバリアリーフに行っていました。
もちろん目的はサンゴの産卵を見ることではなく、普通に昼間にダイビングするただそれだけでした。
3日間ほどのダイビングを終えて、数日ケアンズの街でのんびりするスケジュールでした。
その時、たまたま現地の友人から「明日、サンゴの産卵のボートに乗るけど一緒に行く?」と誘われました。
もちろん見たことなかったですし、帰国まで数日あったので、二つ返事で「お願いします」でした。
翌日夜、ボートで友人と合流し、乗り込みました。
このサンゴの産卵ダイビングツアーは3日間しか、その年は開催されず、当日は最終日。
前の二日間は産卵せずでみられなかったので、今夜もダメかも。ダイビングのチャンスは2回。
そういった説明でした。
とはいえ、ナイトダイビングは初めてだし、ドキドキしながらの参加です。
1本目:うろうろ探し回りましたが、卵を出しているサンゴは見つけられませんでした。
浮上後、船の周りを照らしながら少しだけポイント移動です。
サンゴの卵は水面まで浮き上がってから割れて受精するため、
産卵が始まると少し生臭いにおいが立ち込めます。
それが目印なのですが、微妙にそれらしいにおいがするようなしないようなそんな感じでした。
2本目:やはり探し回りましたが、なかなか見つかりませんでしたが、微妙ににおいが強くなった気がしました。
まさに、あきらめて船へあがろうとしたところ、「出た!」という声が!!
ラッキーでした。終了間際にサンゴの産卵を見ることができました。
慌てて潜って観察しました。
サンゴが漂う中を泳ぐこともできました。
泳いでいるときのイメージは夜、雪が降る中を車で走っているような感じでした。
違いは上から降ってくる雪に対して、下から浮いてくる点です。
貴重な景色を見れたことで、とても興奮しました。
観察はあっという間でしたが、いくつかの偶然の積み重なりで
初めて目にすることができました。
そもそも、最初に誘ってくれた友人に感謝です。
また機会があれば、ゆっくり潜って観察したいと思います。
<<<ナイトダイビングにはライトは必須ですからね>>>
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